2019年12月24日

「夢を拓く」キャリア講座

「夢を拓く」キャリア講座は、12月14日(土)西遠女子学園中等部2年生、82名を対象に『敗戦と避難民 そして その後』の演題で実施しました。今回は木俣会員の戦争体験とその後の歩んだ道を基に、「戦争の残虐さ」、「命の大切さ」「夢の実現に向かって」の3つの内容を、14歳の生徒たちに分かってもらうようにQ&A方式で展開してみました。
Q1 戦争体験については、《戦争は人を鬼にする》の如く1945年8月6日、突然ソ連軍が戦車5千台・飛行機5千機・戦士170万人もが来て、無差別に無抵抗な人々を、手当たりしだいに、「略奪・暴行・虐殺」をし、千人もが命を落とした(葛根廟事件)の惨事を伝えました。
Q2 薬剤師になろうとした動機については、家庭の環境や兄の存在から「私も命を守る仕事をしたい」と目覚めていったこと、さらに母が「これからは女性も仕事を持つ時代よ」との応援もあり、薬剤士の道に向かって、《やる気・本気・根気》で勉強していったそうです。国家試験に合格し、その後40年間、薬剤師として、苦しむ人を救い、命を守ることに邁進してきたのです。
Q3 戦後74年過ぎ、後から来る人たちに伝えたいことはどんなことですか?
①「戦争はダメ。外交や話し合いで戦争はしなくても済む。平和を願う。」こと、②「命とは、貴女の持っている時間、一度しかない時間。どのように使うのか、しっかり考えながら生きていってほしい。さらに言えば、その命を自分以外の何かのために使ってほしい。」との言葉でした。
最後に好きな詩、サミュエル・ウルマンの「青春は人生のある時期でなく、心の持ち方を言う。‥‥。」を紹介しました。
「夢を拓く」キャリア講座


「夢を拓く」キャリア講座


「夢を拓く」キャリア講座




「夢を拓く」キャリア講座


その後、教室でグループに分かれ今日の実話を基に話し合いました。《戦争・命・生き方》、どれをとっても大きく深いテーマでしたが、14歳の少女たちが、まじめに真剣にとらえてくれたことをうれしく思いました。今後につながる種蒔きはできたかなと思いました。
  奉仕プログラム委員会「夢を拓く」担当   岩井弘美子

当日の様子は西遠女子学園のブログにも紹介されていますので、下記ご覧ください。学校側の視点でご覧いただけると
思います。

http://www.seien.ed.jp/principal-blog/index.php?e=2984






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